私の体は音楽と映画と旅でできている

タイトルのまんまのブログ。中年主婦が映画、音楽、旅行について思いつくままに書いてます。

【Netflixドキュメンタリー】ビハインド・ザ・カーブ

捕鯨ドキュメンタリー『コーブ』の反論ドキュメンタリー『ビハインド・ザ・コーブ』というのもありましたが、それとは全く無関係。
都市伝説の『地球平面説』を信じる人たち事を扱ったドキュメンタリーで、アメリカでは結構増えているそうです。

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こういうトンデモ説が出てくるのは、聖書の記述は全て事実であると信じている原理主義者が実に10%もいるという事も無関係ではないでしょう。
もちろん、地球平面説を信じる人にそういう人が多いのは確かですが、科学的に疑問を持って自分なりに調べてみてそういう結論に達したという人達に焦点を当てていて、なかなか興味深かったです。
彼らは特に狂信的でもなく、いたって普通の人達で彼らの話を聞いていると以外と意外に納得できてしまうんですよね。

地球平面説の理論は以下のようなもの。

彼らの説では真ん中に北極があり、周囲は南極と言っている氷の山で囲まれ、太陽はサーチライトのようなものでぐるぐる回っていると本気で信じていますが、こういう人が増えてるんですよね。

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いわく、

『国連マークが非常に平面的』
『地球が丸ければはるか彼方の街が見えるはずないのに見えている』
『南極は飛行禁止区域になっている』

もちろん、これらの説に対し、一つ一つ反証していってますが、彼らはどんなに論破されても自説を曲げようとしないんですね。
『地球平面協会』なるものもあり、彼らは同じ価値観の人との交流が生き甲斐になっています。
自説を力説し過ぎて友人を失ったり、家族に縁を切られた人もいるというから、同じ価値観の人としか付き合いたくないのも理解できるというものです。

私はその昔、『月面着陸捏造説』を信じかけた事があって、某mixiで疑問を投げ掛けたらアポロがきっかけで物理の道を目指したという人から縁切りされた苦い経験があります。
それから自分なりに色々調べてみて今では人類は確かに月に行ったと確信していますが、映像だけはキューブリックが撮影したという説が有力ではないかと思っています。
確かにスマホ以下のコンピューターで月に行けたなど信じられないと思いたくもなるというものです。
しかし、ソ連がずっとアポロの動きを追いかけているでしょうから、もし、捏造しようものなら、大々的にネガティブ展開キャンペーンをはるでしょう。
『地球平面説』も、もし、ほんとに地球が平面だったとして、それを隠す為には世界中の科学者や今まで宇宙に行った宇宙飛行士がグルにならなければ、不可能であり、彼らを嘘つき呼ばわりする事になり、それこそ冒涜でしょう。

ネタとしては面白い説ですけどね。