私の体は音楽と映画と旅でできている

タイトルのまんまのブログ。中年主婦が映画、音楽、旅行について思いつくままに書いてます。

このブログについて

はじめまして!

今までfacebookのグループなどに書き散らした映画や海外ドラマの記事などをまとめるためにこのブログを開設いたしました。

また、昔ホームページを運営していた時に書き散らした駄文もこちらに移行したいと思います。

 

音楽は80年代頃のクラシック・ロックを好んで聴きますが、私が好きな数少ない21世紀アーティストについても書いていきます。

 

私は昔からU2が好きで、彼らの故郷アイルランドについて色調べているうちにアイルランドそのものの魅力に取りつかれ、U2と仲のいいCLANNADの曲を聴くようになり、その流れで今はハープを習っています。

U2が遠因でハープを習いだした人間というのもまた稀有だと思いますが、もはやライフワークと化しており、最近ではPOPSをハープで弾くことにチャレンジしております。

ジャズ・ハーピストという肩書の人もいますが、いつかROCKハーピストと呼ばれてみたいものです。

 

音楽や映画だけでなく、時々美術やマンガの話題も取り上げたいと思います。

 

以前にもブログをやってましたが、今はもっと進化しておばさんにはついていけないところがあり、慣れるには時間がかかると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

U2来日情報補足 

U2来日の正式発表がなかなかされず、やきもきしている人も少なからずいらっしゃると思いますので、現時点でわかっている事をまとめました。

 

有力ファン・サイト、U2songs.comによるとステージの構成などがほぼ決まり、ツアーのポスターなどの情報が発表されたそうです。 

 

オセアニア・アジアツアーは2019年11月8日、ニュージーランドを皮きりに、オーストラリアでの公演を経て、シンガポール、東京で行われる予定です。

 

オープニングアクトは、ノエル・ギャラガーが予定されていますが、こちらはオセアニアだけで、日本では前座はないでしょう。 それにしても、ノエル・ギャラガーが前座とは贅沢ですね。

 

オークランドでは2回の公演が噂されていますが、人口一千万以下の国なのに需要があるんですね。

 

オーストラリアでの最初の公演はブリスベン、2019年11月12日と具体的な日程が出ています。 オーストラリアは、メルボルンで2回、アデレードで1回、シドニーで2回、パースで2回、計8回の公演が予定されています。

 

それからアジアに移動、11月後半、シンガポールでのライブを経て、12月にいよいよ日本上陸を果たします。  

 

日本では一応、2公演が予定されていますが、最初の1公演のチケットの売り上げ状況によって、追加公演という形で行われる予定です。 会場はさいたまアリーナが最有力。 どうせなら大阪でやってくれたら九州の人も来れるのにね。

 

このツアーでは、2017年のJoshua Tree Tourのようにアルバムの曲全てを演奏する事はないとの事ですが、アルバムがツアーの中心になると言われています。

 

とにかく、一日も早く正式発表されないと安心してヨーロッパに行けません。 プロモーターはやはりウドー音楽事務所でしょうか。

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ボリウット・マサラ上映会

6日にマサラ上映会があったので行ってきました。 


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マサラ上映会というのは、インド映画を観ながら手拍子を叩いたり、踊ったりする参加型イベント。

もっとも、本場のインドではこういう観賞スタイルは当たり前で、ここでのイベント以上の盛り上がりを見せるそうです。 おそらく、映画を観る時のリアクリションとしては日本が一番大人しいのではないかと思います。

コメディー映画でさえあまり笑わないですからねえ。

『ジョニー・イングリッシュ』では一人大笑いしてアホみたいでした。

先日観た『アベンジャーズ エンドゲーム』では前の人がやたら受けているなと思ったら外人4人組でした。 日本人って、こういうイベントでお膳立てしてやらないと映画上映ではなかなかノレないんですよね。


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会場は真ん中が空いていて踊れるように上映の前にダンスのレクチャーがあります。

ポスターからはスパイ・アクションみたいな印象を受けますが、チャラ男がたまたま列車で助けた美女がマフィアのドンだった事から大変な目に遭うといった巻きこまれ型ラブ・ストーリー。 タイトルにエクスプレスと付いている割に列車のシーンは前半少し。

最近のマサラ・ムービーは踊りのシーンがかなり読めない短縮されていますが、外国向けだからでしょうか。

 

主役はシャルーク・カーン。 インドのトム・クルーズとも岡田准一とも言われてますが、50過ぎてるはずなのにいつまでも若々しいです。 マサラ上映会は二回目ですが、前はしょうもない学園ものでストーリーなど全然頭に入って来なかったのですが、今回は結構物語に引き込まれましたね。 

踊りのシーンは3回ありますが、ダンスクラブの人がリードしないと皆さんなかなか前に出て来ないですね。 神戸でも練習会があるようですので、いつか行ってみたいですね。 -- 

Queenトリビュート・ライブ行ってきました🎶


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改元の日、5月1日、梅田でMUSIC LIFE主宰のQueenトリビュート・ライブがあったので行ってきました。

Queennes、GueenQueerという3大コピー・バンドのジョイントで私のお気に入りのQueennesからはブライアン担当の方が参加。
この人がまたうまくてブライアンの奏法を完全に再現していると言っても過言ではないでしょう。 

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関東では4000人集めたという事ですが、さすがは人口が多いだけありますね。
こういうコピバンは観客とコミュニケーションが取れるのがいいですね。
外タレのコンサートで歯がゆいのは英語があまり聞き取れなくて言葉のキャッチボールが出来ないことでしょうか。

ほぼ、映画通りの選曲で、後半がライブ・エイドの再現。
当時の衣装までコピーするという徹底ぶり。
ブライアンもジョンもロジャーもカツラつけて成りきってましたが、フレディ役の人も口ひげつけて欲しかった。


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このフレディ役の人、うまかったのですが、声がちょっと高いかな。
個人的にはQueennesのフレディ・エトウの声が本物のフレディの声に近くて好みですね。
最近、エトウは登場シーンの時、お客さんが笑ってくれないとぼやいていたとか。見慣れてしまったんでしょうかね。
Queennesのライブ、今年は『ボヘミアン・ラプソディー Tour』だそうで行きたいのですが、天王寺はちょっと遠いかな。


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ライブ会場隣にあったロックカフェ。

今度行ってみようと思います。

こちらはライブ前に食べた食事。

結構おいしかったです。
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U2 Innocence Experience Tour Live

来日が濃厚になってきたU2
予習のつもりでYoutubeに公式にUPされているライブを観ました。
Youtubeというのは、余程重要なコンテンツでもない限り10分前後の動画が気軽に観るにはちょうどいいくらいで、30分が限度かなって感じで、アーティストのライヴも細切れに見ることが多かったのですが、このライヴは実に3時間!
こんなに長くYoutubeのライブを観るのはほとんど初めて。
DVD買わなくてもこういうものが公式でUPされるようになったのだからいい時代になったというか、あまり大きな声で言えないけど、ライブ見たさに中古レコード店海賊版ビデオを買っていた昔とは雲泥の差です。


U2 eXPERIENCE+iNNOCENCE Tour 2018 Live Full Concert 4K 8 September Paris France AccorHotels Arena


最新アルバム2枚からの曲が中心ですが、まさか!と思うような曲までやってくれ、驚きました。
ビデオやYoutubeの良さは冷静にコンサートの内容を分析できる事でしょうか。もちろん、生の迫力や臨場感には及びませんが、その時はテンション上がりすぎてとてもじゃないけど、リポートなんてできる余裕ないですからね。

オープニングでスクリーンに世界""各地の過去、現在の紛争の模様や独裁者の姿が映し出され、不安を掻き立てられますが、そのあとに流れるのが"Blackout"という絶妙の選択!
続いて"The lights of home"とExperienceからの2曲が続いた後、"Beautiful day ""I will follow"などお馴染みの曲が続きます。

嬉しかったのは"Gloria"をやってくれた事。これはもうBONOの分身みたいな曲ですからね。私が好きな"Until the end of the world""The unforgettable fire"も出てきて狂喜しました。

"Zoo Station""The Fly"など90年代のサイバーU2と言われていた時代の曲が続き、スクリーンにアニメが映し出されたかと思うと、『バットマン・フォーエヴァー』の主題歌"Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me"が流れ、マックフェスト風のメイクを施したBONOが登場、"Vatigo"を披露。やはりこの曲は盛り上がりますね。


U2 - Vertigo

この後、BONOはケバいメイクを落とし、"Experience"からのヒット曲"You are the best thing""Summer of love"を披露。
バスカー・バージョンで虚飾を脱ぎ去った自然体といった感じで良かったです。

Experience Inocence Tour という割には今までのヒット曲の合間に新しい曲を挿入しているといった印象を受けました。

"New year,s day"の時に背景に巨大なEUの旗が登場しますが、一つの星がユニオン・ジャックになっていてハートで囲っているのですが、どういう意味でしょう。英国さん、離れないで、と言ってるんでしょうか。
まあ、出ていく出ていかないは英国の勝手だし、アイルランドにしたらかつて自分達を支配していた国だからどうでもいいんじゃないかと思うんでしょうが、北アイルランドがあるから複雑なんでしょうね。

 

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アンコールは、Experience、 Innocence からの曲が多かったですね。
このライヴでは"With or without you" "Sunday Bloody Sunday"がなかったのが意外でした。てっきりアンコールで出てくると思ったのですが。
個人的には、私の大好きな"Every breaking wave"がなかったのが残念でした。
あと、ここでは女性を舞台に上げて踊らなかったですね。
ビデオで見たデンバーの"At Red Rocks"でもライブ・エイドでも89年の日本公演でもやってましたからその印象が強いのでしょうか。

それにしても3時間もの長丁場、50歳後半の親父にはキツかったのではと老婆心を起こしてしまいます。
やっている時はアドレナリンが出ているから疲れとか感じないいんでしょうが、後でどっと来るだろうな。

今回のライブは参考にはなるでしょうが、必ずしもこの通りの選曲になるとは限りません。
彼らのライブは毎回違う事をやりますからね。

 

ボヘミアン・ラプソディー Blue-Ray レビュー

ボヘミアン・ラプソディー』のDVD届きました。

Blue -Rayと普通のDVDの2枚組と90分の特典+向こうの特番などを収録したミニDISCとオリジナルTシャツが付いて5000円少し。
通常のDVDは要らんからBlue -Rayだけにしてもう少し値段を下げて欲しかった。
でも、Tシャツがしっかりした生地だったから許します。

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特典から先に観たのですが、やはり映画のメイキングって面白いですね。
『カメラを止めるな!』でも、あんなちゃちいゾンビ映画でさえ作るのは相当な労力が要るんだと感心したのですが、これだけの大作になるとかけるセットも人員も桁違い。
ライブエイド再現シーンですが、空軍基地に舞台のセットだけ作って観客は当時の映像を合成させたとばかり思っていたのですが、エキストラを募って彼らに演じさせた様々な動きをCGで処理して何倍にも増殖させたというのには驚きましたね。

確かに既に17年前に『グラディエーター』でもオーディエンスをCG で作ってましたからね。

映画ではライブエイドのシーンは実際21分に対し、13分しかなかったのですが、特典で完全版が収録されています。
他にも日本のライブ・シーンをはじめとして様々なライブのシーンは少なくとも1番はパフォーマンスを演じているのに日本公演は一瞬だけ、他の曲もライブエイド以外は曲の途中でぶちぶち切られて、応援上映と言ってもどこで歌えばいいのやらって感じなんですね。

他にもドラマ部分でもカットされたシーンを加えると実に5時間くらいになるそうですが、今回それらは収録されてなかったので、来年のQueenの来日に合わせて完全版として公開するのではないかと期待しています。

どちらかと言えばフレディという人物、音楽面に特化した印象でもっと他のメンバーやフレディの恋人達、メアリーやジム、ポールにも言及しても良かったのではないかと思います。

本編は既に映画館で6回観ているので、とりあえず日本語吹き替え版に英語字幕を付けて観てみました。
話題性を狙って既成の俳優を起用するのでなく、声優さんを使っているので違和感なかったですね。
ただ、時々フレディやポールがおネエっぽい言い回しになるのが気になりました。

今度は字幕オフの英語音声にチャレンジしてみようと思っています。
部分的に観るつもりがついつい全編観てしまいました。

しかし、映画館で観なければ意味のない映画ってこういうのを言うのでしょうね。

U2に関する考察

✳昔、ネットにUPしたU2評を修正したものです。

 


それは、1987年の事、いつものようにMTVをボーッと見ているとU2の「WITH OR WITHOUT YOU」がオンエアされ、そのモノクロの画面に浮かび上がる苦悩に身を浸した様なBONOの表情を見た途端、何か背筋を駆け抜けるものを感じ、しばらくその映像と「WITH OR WITHOUT YOU」というフレーズが頭にこびりついて離れなかった。

もちろん、U2の事はそれ以前から知っていた。デビュー作「BOY」はそのジャケットの少年の余りの可愛らしさは印象に残ったし、「NEW YEAR'S DAY」は、好きな曲で当時、よく口ずさんだりもした。
だが、その当時はブリティッシュ・インベンションの時代で彼らも巷に溢れ帰っているイギリス系ニュー・ウェーブバンドと人絡げにしてしまい、彼らの歌の背景など気付きようもなかった。

アフリカ飢餓や東西冷戦程度は知っていても、ポーランドの連帯など当時の私には理解の範疇外であった。 しかし、「WITH OR WITHOUT YOU」を聴くと以前には感じなかった感覚に襲われ、じわじわと感動が身体に染み込んでいく。早速、私は「THE JOSHUA TREE」を聴いてみたが、その余りの精神性の高さ、崇高さに私は言葉を失ってしまった。 後にも先にもこれ程感動したアルバムは他にないだろう。私はどちらかと言えば無神論者だが、神の啓示とはまさしくこういうものに違いないと思ったものである。

BONOのヴォーカルには一種独特の催眠効果があり、ある種の高揚感が得られるのが特徴だ。
それは、リスナーに歌いかけるというより自分の中に逆流する様な感じで決して押しつけがましくはないのだが、それがかえって人々の共感を呼ぶのである。 (ブルース・スプリングスティーンはこれに近いものがあるが、やや浪速節っぽい(^^;) )
彼の言葉は、経験に裏打ちされた個の言葉であり、様々な境遇の人の代弁者を務めてきた。彼らが金持ちだから説得力がないなどというのは通用しない。

彼らの真実を知ろうとする姿勢は、本物だったのだから・・ ポーランドの「連帯」に触発されて作った「NEW YEARS DAY」。北アイルランドの「血の日曜日」事件を歌った「SUNDAY BLOODY SUNDAY」チリの軍政下で子供達が消息不明になった母親達の嘆きを歌った『マザー・ズオブ・ディサピアード』、
『THE UNFORGETABLE FIRE」は、広島の被爆者の絵のタイトルに触発してつけられたという。メンバーはこの絵を見て絶句し、涙を流したというが、そのエピソードに打たれ、私も泣いた。 他にも、彼らは歌の中で核戦争、マーチン・ルーサー・キング中南米紛争、難民問題など様々な社会的、政治的な事柄に触れてきた。

ところが、彼らの歌詞は余りにも抽象的過ぎてすぐには理解できないものが多い。  こうなったら彼らの曲を片手間に聴く事などできなかった。気が付くと歌詞を片手に歯を食いしばり、拳を握りしめ、涙を流しながらU2の曲を聴く私がそこにいた。

また、彼らがアイルランド人だという事でアイルランドの文献を色々調べている内、アイルランドそのものの虜となってしまった。U2がコンサートの前に必ず流すCLANNADのアルバムを聴いてこの世にこんな美しい曲があったのかと感激し、ケルト・ミュージックも聴くようになり、フィドルを学んでセッションにも参加するようになり、やがてハープの音色に魅せられ7年前にハープを習い始め、最近ではエンヤやU2の曲にチャレンジしているくらいだ。
もちろん、アイルランドにも巡礼に訪れたし、 ニュースなどでIRA関係の事が流れると思わず身を乗り出してしまうし、小説や映画でアイルランドに関する事柄に触れていると思わず惹きつけられた。 今ではアイルランド関係の映画やドラマも増えたが、当時は貴重だったのだ。

一つのバンドと出会うだけでこんなにも私の世界が広がったのである。 魂の求道者、ストイックな殉教者、U2に貼られたレッテルは様々だが、世の中の負債を一身に背負って立とうとするかに見える彼らに少しでも近づこうとしていたのである。
「UNFOGETABLE FIRE」や「WITH OR WITHOUT YOU」に映し出されるBONOは苦渋を極めたキリストの様で悲壮感に溢れていた。
彼はかつて混乱する自己のアイデンティティを模索し、苦悩し、キリスト教と出会う事でその混乱から抜け出せたという事だが、内面の混乱を克服すると今度は視野が世界に向けられ、世界の混沌に心を痛めているといった苦悩する聖者の表情でビデオに映っていた。

その最たるものが「RATTLE AND HUM」で「革命なんてクソ食らえ!」と絞り出す様に叫びながら「SUNDAY BLOODY SUNDAY」を歌う彼の姿だった。 その鬼気迫る姿にはただただ圧倒され、身体中総毛だった。 ボウイやスティングが社会的政治的な事を歌ってもそれほど悲壮感や痛ましい程の共感を得られないのは、その洗練されたルックスもあるが、彼らが支配される側の民族でないからかも知れない。

 

ヨシュア・トゥリー

ヨシュア・トゥリー

 

 

幾多の苦渋と屈辱の歴史を生き抜いてきたケルト人の表情には常に深い悲しみの表情をたたえているように見えるのは私の気のせいだろうか。 BONOのしかめっ面を見ているとそういった思いが脳裏をよぎり、弱い立場の人達に対して無関心でいられず、この世界の荒れように心を痛め苦悩している様に見えたのだ。 それがU2との同化願望が強い私に伝染し、同じように眉間に盾皺を寄せ、苦悩ぶって陶酔の極致に陥っていた。

そんなU2が「アクトン・ベイビー」で「ヘイ!ベイビー」と歌うのは少なからず戸惑いを覚えた。
今にして思うと私の様な思い込みの激しいfanは彼らにとって重荷だったろうなと思う。世の不正に正義の鉄拳を振りかざすという役目を負っている様に見えた彼らは、不必要に神聖視されることを拒んだ。

「僕がガンジーマーチン・ルーサー・キングの様な人格者達を讃えているので、同じように穏やかな非暴力主義の人間だと見られがちだが、ほんとの僕は大変攻撃的な性格で右の頬を打たれたら相手の左右両方の頬を打ち返すタイプだ。僕が彼らに惹かれるのは自分が持っていないものがあるからだ」とBONOは語る。

 

「アクトン・ベビー」のアクトンとはドイツ語でアテンションの事であるが、「リラックスしろ」の意味も含まれている。彼らは自分達に「気楽にやろうぜ」と語りかけるつもりでこのアルバムを作った。

「ZOOTVツァー」では、極彩色の毒々しい証明に彩られたステージで「ザ・フライ」や「マックフェスト」なるロック・スターや悪魔のカリカチュアされた姿を演じてみせ、ステージからホワイト・ハウスやタクシー会社に電話をかけて皆の度肝を抜いた。(日本公演では日本大使館首相官邸にかけたというのはほんとだろうか???)

そのあまりの変貌ぶりに一瞬BONOが狂ったのかと思い、心中穏やかではいられなかったのだが、某氏のツァー・レポートで《目の前で演奏しているU2は実の所、自分達の真の姿ではない、ペルソナなのだ。と告白している様だった》と書かれているのを読んで目からウロコだった。これは彼らのアイルランド流ジョークだったのだ。

司馬遼太郎氏の「愛蘭土紀行」で死んだ鍋なるジョークの事が書かれている。 《アイルランド人が吐き出すウィット、あるいはユーモアは、死んだ鍋の様に当人の顔は笑っていない。相手はしばらく考えてから痛烈な皮肉、もしくは揶揄である事に気付く》 
かつては資源も経済力もなかったアイルランドにあるのは、一枚の舌、それに激情、屈折した心、その屈折から来る華麗な言語表現だけだった。 BONOは言う。「英国人は言葉を貯め込むけど、アイルランド人は言葉を浪費する」と。

U2は彼らの持つ豊かな言葉の束を駆使し、その独特のジョークでマスメディアによる情報操作を風刺し、嘲笑し、そして彼らに押しつけられたイメージまでをもひっぺがして見せようとした。

アプローチの仕方は変わっても、もしくは変わったように見せかけてもさすがは私のU2、只者ではない。

21世紀に入ってU2はさらに成熟を見せ、直近の『Songs of Innocence 』『Songs of Experience 』という大傑作を生み出した。
今までの楽曲に比べるとキャッチーな曲に溢れ、明らかに肩から力が抜けているようだ。90年代のPOP3部作でも『アクトン=リラックスしろ』と言っている割に私には無理しているようにしか見えなかった。

ヨシュア・トゥリー」で聖なる頂上に到達した様に見えたU2であったが、あの頃でさえ通過点に過ぎず、まだまだ彼らの旅は続いているのだ。

いや、彼らにとってこれで終わりだという終着点など金輪際見付からないのかも知れない。 U2を形容するのに硬派、誠実、清冽などの言葉が思い浮かぶが、私のU2のイメージは「幽玄」である。もはやこれといった定義を押しつける事ができないのである。 彼らはまだまだ成長し、進化していく事だろう。

2019年冬、U2来日か?!

待ちに待ったU2の来日が現実味を帯びてきました。

最近、ネタがなくなってこのブログを開設した当初に比べると更新が滞ってますきますが、来日が実現するまでしばらくはU2の事ばかり書くことになりそうです。


有力なU2ファン・サイト『U2songs.com』からの情報によると今年の秋から冬にかけてオセアニアとアジアにおいて『Experience &Innocence Tour』を敢行する可能性が濃厚になってきました。

www.u2songs.com
公式サイトでは特に何も触れていませんが、このファンクラブはU2の関係者との接点もあるらしく、不確かな情報は流さないとしてしるので、かなり信ぴょう性が高いと思っています。

今の時点ではオークランドで2回、オーストラリアではブリスベンで1回、メルボルン2回、アデレードで1回、シドニーで2回、パースで2回、計8回のライブが予定されているとのこと。
これだけ具体的に出ているのだからオセアニアでのコンサートは確実でしょう。
それにしてもオーストラリアはあの広大さに対し、人口はわずか2,400万しかいないのにこれだけのコンサートが行われるという事はそれだけ需要があるんでしょうね。
おそらく、CDのチャートやDL回数で判断しているのでしょうが、対して、日本は人口1億でありながら、5万のスタジアムが埋まらないほど需要がないんですね。涙
おそらく先進国で一番U2の人気がないのは日本だけと言えるでしょう。日本だけでなく、全般的にアジアではQueenBon Joviに比べるとあまり人気がないようですが、アジアではシンガポールで2回のライブが予定されています。


それこそシンガポールなんて人口でいえば日本の比でないのに不思議ですが、世界中のセレブが集まっている金持ち国だし、マレーシアやタイの人も来るんでしょうね。
日本公演は流れでシンガポールの後らしいですが、東京エリアとなっているので埼玉アリーナあたりが有力ではないかと言われています。
大阪でのコンサートはないみたいですが、当然東京には遠征します。
台湾や韓国のファンも来るでしょうね。

もし、来日が実現すれば、私は実に2005年のグラスゴーで見た“Vatigo Tour”以来のライブ体験になります。
この“Vatigo Tour”は2006年に日本に来ていますが、この時も関東だけで、私はグラスゴーで行ったので行かなかったんですよね。

でも、今回は大好きな直近のアルバム『Songs of Innocence』『Songs of Experience』のツァーですので絶対に行きたい!

 

最近のこの2枚はほんとに傑作!

近々レビューを書きたいと思います。

ソングス・オブ・イノセンス-デラックス・エディション

ソングス・オブ・イノセンス-デラックス・エディション

 

 

SONGS OF EXPERIENCE (DELUXE EDITION) [CD] (4 BONUS TRACKS)

SONGS OF EXPERIENCE (DELUXE EDITION) [CD] (4 BONUS TRACKS)

 

 
日本に来ないのなら、オーストラリアかシンガポールに行きたいと思います。

でも、来日してくれるのが一番なんですけどね。
既に遠征に備えて埼玉のホテルを検索しているという気の早い私です。(^_-)-☆