私の体は音楽と映画と旅でできている

タイトルのまんまのブログ。中年主婦が映画、音楽、旅行について思いつくままに書いてます。

英国ホリック

私は一時重症の英国フリークだったので数年に一度は英国の土を踏みたくなります。

別冊宝島 ロンドン攻略読本』の「タイプ別日本人ブリティッシュ度の研究」というコーナーに日本人の英国との相性度を出すというゲームが載っています。よく女性週刊誌にあるようなYes-No式で矢印を辿っていき、「あなたはどのタイプ」というあれです。

タイプAが『ナチュラル・ボーン・英国人タイプ』で相性120%。「間違って日本に生まれてきたような人で男女を問わず何かの才能が突出した人が多く、個性的。
それだけに日本に帰国後の虚脱感は絶大、そして、今まで我慢できた日本的因習がことごとく気に障り始める」とあり、その対極にあるのがタイプH「盆踊り英国人タイプ」で相性マイナス100%。
「男女問わずこのタイプはいわゆる<オバサン>でロンドンにいながらにして「ここはアメリカでしょ」などと平気で言ってしまう。
店に乱入しては根こそぎ買いまくり、その上、すぐに帰ってくれるので英国にとっては実は一番ありがたいタイプ」とあります。

ちなみに私は相性100%、タイプB『ヘタウマ英国人タイプ』で「人は人、我は我、といういわゆる個人主義タイプの人で悪く言えば自己中で我がまま。要は好きに生きているのだが、決して意志が強いわけではなく好奇心旺盛なだけ」と結構当たっているので笑ってしまった。

まあ、この手のゲームはお遊びなのであまり真剣に取らなくてもいいわけですが、確かに相性というものはあるようで、永住するのではなく、旅行目的や短期滞在に限定するならロンドンはニューヨークやパリなどより肌に合うようです。  


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私と英国の出会いはQUEENDURAN DURANなどに代表されるいわゆるブリテッシュ・ロックでした。反体制の人間であるにも関わらず、ユニオン・ジャックを背負っても全然違和感がなく、彼らからはまだ見たこともないロンドンの香りが漂っていました。

このように些細な事がきっかけで私のロンドンへの想いはいやが応でも高められていったわけですが、私が若い頃はそう簡単に外国に行けるはずもなく、ようやくパック・ツァーという形で初めてロンドンの土を踏めたのは20代前半のことでした。 
 
わずか三日ほどの滞在でしたが、先に訪れたパリ、ローマよりも馴染みやすく、居心地が良かったのですが、義務教育で英語を習っていて耳に英語が慣れているというのもあるのでしょうが、今思うとイギリスの持つ重厚な雰囲気が日本人の侘びさびの精神に通じるものを感じたのかもしれません。
しかし、その時の私はレコード店やクラブに出かけたり、ロック関係のものばかり漁っていたのでそのような深い事には気づかなかったのです。このように英国というと私にとってはあくまでロックだったのです。 それから数10年!の間、英国は二桁訪れましたが、毎回新しい発見があります。
良くも悪くも面白い国ですね。