私の体は音楽と映画と旅でできている

タイトルのまんまのブログ。中年主婦が映画、音楽、旅行について思いつくままに書いてます。

【Netflix】バード・ボックス

『バード・ボックス』2018

主演:サンドラ・ブロック

21日からNetflixで配信が開始されたので早速観てみました。
一流俳優もネット配信ドラマに出るようになりましたね。その方がより多くの人に観てもらえると判断しての事でしょうか。
最近、近くにレンタル屋どころかコンビニもないプチ田舎に引っ越してきたので、ネトフリやhuluは重宝しています。
もはや、DVDをトレイに入れる作業すら億劫になってきました。

世界終末を描く映画やドラマには、定番のゾンビやウィルスもの以外に電気が消失したり、音を出したら襲われたり、巨人が襲ってきたり、人類ほぼ全ての視力が失われたりと実に様々なケースが描かれてきましが、ここの作品の設定は特に過酷なものでゾンビや巨人が可愛く思えてきます。

外にいる『何か』を見たら自殺の衝動にかられてしまい、人類の人口は激減、生き残った人間は外の美しい景色が全く見れなくなった世界でのサバイバルを余儀なくされます。

それを見さえしなければ大丈夫なので、外に出るには常に目隠しをしなければならないという、致命的なハンディの中、ヒロインは、希望の地を目指し、一人でも不可能とされる大移動を子供を連れて試みます。

設定自体は色々なもののアイデァの組み合わせで、特に目新しいものはありませんが、とにかく、子供を守ろうとするサンドラ・ブロックの姿が胸を打ち、『こんなんありえへんやろ!』といったリアリティ・ナッシングな展開や矛盾とか、細かい部分は全く気にならなくなります。<それ>の正体に関しては、特に説明がありませんが、小説家希望の男が神による粛清、つまり終末じゃないかと予想しますが、結局理由は最後まで明らかになりません。

生存者たちの人間ドラマも見応えあり、ジョン・マルコヴィッチが安定の存在感を見せています。

また、『それ』を見ても平気な人間というのがいるんですが、その理由がまたえげつなかったりするんです。
普通信仰心が篤いとか、神に選ばれるに相応しい徳の高い人間なら納得いくんですが。
ある意味、<それ>よりも、こういう連中の方が恐ろしく、緊迫感を盛り上げます。

しかし、いつも思うんですが、こんな世界になっても、人間って生きたいと思うんですね。
私なら即諦めます。絶対生き残れない。😰

f:id:kiaralovesharp:20190105134644j:plain