私の体は音楽と映画と旅でできている

タイトルのまんまのブログ。中年主婦が映画、音楽、旅行について思いつくままに書いてます。

【ハープ弾き語り】Foggy Daw

 

ただいま、ハープでの弾き語りに挑戦しているのですが、これが年のせいもあってなかなか英語の歌詞を覚えられない。
英語の歌を歌うにはその内容をちゃんと理解していないと単に単語の羅列になってしまって余計に覚えられない。
しかし、私にはGoogleという強い味方が。世の中ほんとに便利になりましたね。

早速調べたのですが、この曲が1916年のダブリンのイースター蜂起の事を歌った曲だということを初めて知りました。

昔、チーフタンズとのコラボでシーニード・オコナーが歌っていて、楽曲が良くて気に入り、その後、ハープを習い始めの頃、発表会で弾いたのですが、こんな内容だとは知りませんでした。

 

イースター蜂起】
イースター蜂起は、1916年の復活祭(イースター)週間にアイルランドで起きた武装蜂起。
イギリスの支配を終わらせ、アイルランド共和国を樹立する目的でアイルランド共和主義者たちが引き起こした。

蜂起はアイルランド共和主義同盟(IRB)の軍事部門によって組織され、復活祭週月曜日の4月24日から30日まで続いた。教師であり弁護士のパトリック・ピアースに率いられたアイルランド義勇軍、ジェームズ・コノリーに率いられたアイルランド市民軍、200人の女性連盟(Cumann na mBan)がダブリンの主要部を占拠して、アイルランド共和国の英国からの独立を宣言した。
アイルランドの他の地域でも幾つかの行動が起こされたが、アッシュボーン兵舎(ミース州)への襲撃以外は小規模なものであった。

蜂起は7日間の戦闘の後に鎮圧され、指導者たちは軍法会議にかけられて処刑されたが、共和主義者の武力闘争主義をアイルランド政治の中核に置くことに成功した。(Wikipedia参照)

 

1916年には蜂起100年祭が行われたそうですが、シーニード・オコナーもU2も参加したのでしょうか。

ここで使われている映像は独立運動マイケル・コリンズを描いた『マイケル・コリンズ』ですね。
演じているのはアイルランドを代表する俳優リーアム・ニーソンです。

https://youtu.be/yaS3vaNUYgs

 

解説サイトがあるのですが、そのままコピペすると著作権に引っかかるので、その方の翻訳を参考に自分なりに訳してみました。
日本に限らず、歌詞ってちゃんとした文章になってないからすごくわかりにくいんですよね。

As down the glen one Easter morn to a city fair rode I
There Armed lines of marching men in squadrons passed me by
No pipe did hum, no battle drum did sound its loud tattoo
But the Angelus Bell o'er the Liffey's swell
rang out in the foggy dew

復活祭の朝 町へ向かう谷を降りていく途中、騎兵隊の戦隊の列が私を追い越していった
バグパイクも太鼓もらっぱの音も鳴らすことなく。
霧の立ち込める朝、アンジェラスの鐘だけがリフィー川に鳴り響いている。

 

Right proudly high over Dublin Town they hung out the flag of war
'Twas better to die 'neath an Irish sky than at Sulva or Sud El Bar
And from the plains of Royal Meath strong men came hurrying through
While Britannia's Huns, with their long range guns sailed in through the foggy dew

戦いの始まりを示す旗がダブリンの町に誇り高く翻る。
異国の地ではなく、アイルランドの空の下で死ねる事は幸いなのだ。
ロイヤル・ミースから強者たちが駆けつけてくる。
深い霧を縫うように 野蛮なイギリス軍がやってくる。

 

But the bravest fell, and the requiem bell rang mournfully and clear
For those who died that Eastertide in the springing of the year
And the world did gaze, in deep amaze, at those fearless men, but few
Who bore the fight that freedom's light might shine through the foggy dew

だが、勇敢な者は倒れ、悲しげに鎮魂の澄んだ鐘の音が鳴り響く。
春めく復活祭の季節に命を落とした者たちのために
恐れを知らぬ精鋭たちに世界は注目し、称賛を惜しまなかった。
深い霧の中 自由の光が輝くまで 戦いは終わらない

 

Ah, back through the glen I rode again and my heart with grief was sore
For I parted then with valiant men whom I never shall see more
But to and fro in my dreams I go and I'd kneel and pray for you,
For slavery fled, O glorious dead, When you fell in the foggy dew.

馬に乗って谷間を戻りながら、深い悲しみに私の心は引き裂かれていた。
今までに出会った事もない勇敢な男たちとの永遠の別れゆえに
夢の中どこに行こうと ひざまずき祈ろう
深い霧の中 隷属に抵抗した栄光ある犠牲のために


ほんとは6番まであるのですが、シーニード・オコナー版が4番までしかないので。
しかし、まだ1番しか覚えてないんですよね。
今年、アイルランドとフランスのブルターニュでストリートやろうと思っているのですが、歌詞見ながら歌うのもかっこ悪いし、なんとか渡欧の6月までには覚えたいものです。