私の体は音楽と映画と旅でできている

タイトルのまんまのブログ。中年主婦が映画、音楽、旅行について思いつくままに書いてます。

【My favourite artist 】マイク・オールドフィールド

子供の頃、『エクソシスト』がすごく流行っていて、その主題曲も大ヒットしてました。
映画は怖いけど曲はいいということで、学校でも皆リコーダーで吹いたり、今では考えられない現象が起こったものでした。
今ならさしずめ、『アナ雪の女王』の曲を皆が知っているのに似ています。
アナ雪ほどではないかも知れませんが、『タイタニック』の『My Heart will go on』くらいの認知度はあったでしょう。

私は小学生の頃から洋楽を聴くような子供でラジオの洋楽番組を聴いてましたが、その時にその曲がマイク・オールドフィールドの『チューブラーベルズ』だと知りました。
ただ、カーペンターズなどを聴いていた子供にとってはプログレなど、理解の範疇外。適当に聞き流していました。

次にマイク・オールドフィールドの名前を聞いたのは80年代、ホール&オーツの『ファミリー・マン』がマイク・オールドフィールドの曲だと知った時です。ヴォーカルはマギー・ライリー。
この時が一番マイク・オールドフィールドを聴いていた特で70年代の『オマドーン』『ハージェスト・リッジ』なども聴きましたが、私には難解で、やはり、一連のポピュラー路線がお気に入りです。
この頃、『ムーン・ライト・シャドウ』などのヒット曲が生まれてますが、私の一番のお気に入りは『ファミリー・マン』も収録されている1982年の『Five Miles Out』

 

ファイヴ・マイルズ・アウト<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)

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日本ではまだケルトというキーワードが知られてない時代に、民族性とポピュラーの融合を果たしています。
従来のマイク・オールドフィールドらしい重厚さも失われず、キャッチーな曲も取り入れていて非常に完成度の高いアルバムとなっています。

アルバム・タイトルにもなっている"Five Miles Out "は、ボイスコーダーの音声が否が応でも不安を駆り立てられますが、マギー・ライリーの癒しの歌声がそれを中和しています。時折チューブラーベルズのフレーズも聞こえてきます。


"To France " 今聴いてみるとやはり、ケルト色が強い曲ですね。


Mike Oldfield - To France


80年代で一番好きな曲


Mike Oldfield - Tricks of the Light


この後、Big CountryやSimple Mindsなど、いわゆるケルトっぽい音を取り入れたグループが出てきますが、その先駆的役割を果たしたと言っても過言ではないでしょう。
その後、先祖帰りを起こしたプログレニューエイジ路線とポピュラー路線を繰り返していますが、全てのアルバムを把握しているわけでなく、Amazon musicに登録してようやく、最近のものを聴くことができました。
歴史の長いアーティストは後追いが大変ですが、こうやってインターネットの発達で彼の曲を再び追いかけることができて、有難い世の中になったものです。

いつか彼の生のコンサートを見たいものですが、彼はU2以上に日本で需要がないから、来日は期待できませんね。